AI(人口知能)の台頭で、世に中が大きく変わろうとしています。
「投資」の世界も例外ではありません。
「ロボアドバイザー」なるものが少しづつ幅を利かせてきています。
朝の経済ニュースでも「さきちゃん」という「ロボアドバイザー」が
「今日の相場は、土砂降りです!」とかわいい声で予想します。
残念ながら外すことが多いですが・・。
そんな「ロボアドバイザー」が、あなたに代わり運用をしてくれるという「ロボアド」なるものが最近は出始めています。
あなたに代わって運用のすべてをまかなってくれるものです。
楽でいいですよね?
でも実際どうなんでしょうか?
あなたの大切な資産を
、最近出回ってきた「ロボアド」に現時点(2018年11月現在)で任せていいものかどうかをここでは詳しくお伝えをします。
また、
このサイトでおススメの制度「つみたて(積立)NISA」と「ロボアドバイザー」を比較してみました!
また併用が可能なのかも調べてみました。
その前に簡単につみたてNISA制度おさらいします。
目次
つみたてNISAとは?
つみたてNISAは、2018年にスタートしました、
「少額投資非課税制度」という政府の制度です。
読んで字のごとく、「少額の投資金額を投資をして利益を出すと、その利益に対して取られる税金が、非課税になるという制度です。
たとえば、、、
あなたが、1万円で「りんご投信」を購入して、12,000円になったので売却をします。課税口座(特定口座)ですと406円(20.315%)税金がかかるので11,594円が受け取りになります。
つみたてNISA口座で購入すると、その406円が非課税になりますので、12,000円受け取れるのです。
有利な制度なので規制があります。
ポイント
つみたてNISAの特徴
購入できる投資商品は、限られた「投資信託(ETF含む)」です。その数162本(2018.11現在)です。
年間の投資金額は、40万円まで
非課税の期間は、20年間(~2037年)
金融機関1口座のみ
税金が非課税になる有利な制度ですが、それなりの条件がありますね。
詳しくは、ここを参照⇒つみたてNISAを初心者にわかりやすく解説
次にロボアドバイザーとは何でしょうか。。
ロボアドバイザーって何だろう?
一言でいうと、ロボアドバイザーとは、自分にあった投資信託の提案をしてくれるサービスのことを言います。「投資」をする前に、あなたの年齢、収入、資産、投資経験など「投資に必要な情報を前もってお知らせをして、どのような「運用商品」が向いているかをアドバイスしてくれます。投資に関する質問に答えることで、
「投資には興味があるけれど不安」「自分にあった運用商品をさがしたい」「お任せしたい」という人には、ロボアドバイザーが向いているかもしれません。
ロボアドは、どんな種類があるのか?
ロボアドバイザーにも2種類あります。
1つは、「アドバイスをしてくれる」ロボアドバイザー、そしてもう1つは、「アドバイス」だけではなく、「実際の運用」「リバランス」などすべてお任せするというロボアドバイザーです。
アドバイザーだけしてくれるロボアドバイザー
証券会社 | ロボの名前 | 主要提案 |
楽天証券 | ロボのぶくん | 投資信託を提案 |
SBI証券 | SBI-ファンドロボ | 投資信託を提案 |
アナログ楽天証券のロボのぶくん
楽天証券のロボアドバイザーロボのぶくん
管理人にアジアリートなど案内してくれました。。。
質問は、わずか3つ・・
SBI証券のSBI-ファンドロボは、かなり本格的
ファンドロボは、なんと5ロボ
管理人はその中からコヤツにアドバイスをもらいました!
日本の新興市場の株式を集めたもの・・・
「日興ー日本新光株式オープン」
楽天証券と、SBI証券で比べると、SBI証券のSBI-ファンドロボはかなりいいです。
他にもアドバイス型のロボアドバイザーは、多数の金融機関であります。
金融機関 | ロボの名前 | 主要提案 |
SMBC日興証券 | fund eye | 投資信託の提案 |
カブドットコム証券 | FUND ME | 投資信託の提案 |
野村證券 | 野村のゴールベース | のむラップの提案 |
みずほ銀行 | SMART FOLIO | 投資信託の提案 |
次に「アドバイス」はもちろんのこと、「資産運用までを自動でするロボアドバイザーの紹介です!!」ここでのメインディッシュですね!!
資産運用をしてくれるロボアドバイザー
代表的なものに、WealthNavi、THEOがあります。それぞれの特徴を記載してみました。
少額からできるのが売りだったり、積立が可能だったりとそれぞれ特徴があります。
ロボの名前・金融機関 | 手数料 | 最低金額 | 特徴 |
WealthNavi | 1% | 10万、積立1万~ | 税負担軽減機能・米国ETF |
WealthNavi for SBI証券 |
1% | 30万、積立1万~ | 税負担軽減機能
6,7銘柄 |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 |
1% | 10万、積立1万~ | 税負担軽減機能
5銘柄 |
THEO・お金のデザイン | 1% | 1万、積立1万~ | 銘柄数多数・世界のETF |
THEO for SBI証券 |
1% | 1万、積立1万~ | 30~40銘柄あり |
楽ラップ・楽天証券 | 1% | 10万、積立1万~ | 相場急変時の回避機能あり |
MSV LIFE・マネックス・セゾン・バンガード | 0.648% | 1000円、積立1,000円~ | 1,000円からスタート |
マネラップ・マネックス証券 | 0.991% | 1,000円、積立1,000円~ | 1,000円~可能 |
投信工房・松井証券 | 0.38% | 100円、積立100円~ | ロボアドは無料 |
ロボアドのほとんどが、年齢、収入、金融資産、投資経験、相場が下落した時どうするかなどの質問です。
ここでの本題であるつみたてNISAとの比較ですが、代表的な2つのロボアドバイザーである「WealthNavi」、「THEO」そしてつみたてNISAの比較をしてみたいと思います。
それでは、見てみましょう。
まずは、比較表から見てみましょう
代表的なロボアドバイザーである「WealthNavi」、「THEO」と「つみたてNISA」を比較してみました。
どちらにもいい面が確かにありますよね。
つみたてNISA | WealthNavi | THEO | |
非課税 | 利益・分配金利益 非課税 | なし | なし |
1回運用最低金額 | 100円~ | 最低10万積立1万 | 最低1万積立1万 |
1年運用最高金額 | 40万円まで | 上限なし | 上限なし |
投資方法 | 積立のみ | 積立・一括 | 積立・一括 |
運用期間 | 2037年まで | 特になし | 特になし |
手数料 | インデックス投信は、0.54%以下 | 1% | 1% |
運用手法 | 自分で決める | WealthNaviが行う | THEOが行う |
DeTAX運用繰り延べ | ー | あり | なし |
運用商品 | 162本 | 数本・少なめ | 数百本・多め |
売買 | 自分で決める | WealthNaviが行う | THEOが行う |
税金の優遇について
つみたてNISA・・非課税、利益に対しての税金がかかりません。2018年~2037年の20年間にわたり優遇される措置です。
WealthNavi・・課税
THEO・・課税
ただしWealthNaviは、DeTAX機能がついています。
DeTAXとは、税金を繰り延べてくれる機能です。
持っているポートフォリオのどれかに含み損がある場合、その銘柄をいったん売却して損を出します。そしてすぐに買い戻します。これを機械的にやってくれます。
ようは、利益を相殺して税金を戻す処理を機械的にやってくれるのです!便利ですね。
つみたてNISA>WealthNavi>THEO
最低投資金額・最高投資金額・運用期間
つみたてNISA・・最低投資額は、100円~可能。年間40万円が上限。運用期間20年2018年~2037年
WealthNavi・・・最低10万円~、積立1万~、投資上限なし。運用期間なし
THEO・・・最低1万~積立1万~、投資上限なし。運用期間なし
THEOのほうがWealthNaviよりも少額から積み立てができるメリットがあります。少額からできるほうが、ありがたいですね。いくらロボアドバイザーの腕にかかったとしても損するときは損します。「投資」ですから仕方ありません。
つみたてNISA>THEO>WealthNavi
運用商品
つみたてNISA・・投資信託(ETF含み)162本(2018.11現在)
WealthNavi・・5本 米国ETF
THEO・・・30~40本 海外ETF
日本で購入できる投資信託の数は、約6,000本といわれています。つみたてNISAの場合、金融庁が「長期」「つみたて」「分散投資」に適している手数料0円、運用コスト賀安い商品を選んでくれています。えりすぐりの162本です。WealthNaviは、提案数が少ないですね。まだこれからというところだとは思います。
つみたてNISA>THEO>WealthNavi
投資方法・売買方法
つみたてNISA・・積立のみ、162本の中から自分で選んで「投資」を行い、売却のタイミングも自分で選択する。
WealthNavi・・おまかせ
THEO・・・お任せ
つみたてNISA>WealthNavi>THEO
WealthNaviは、ロボアドバイザーで唯一DeTAX機能があるのでこの面では、THEOよりもいいでしょう。
手数料
つみたてNISA・・・インデックス投信0.54%以下、アクティブ投信も一定条件以下
WealthNavi・・・1%+運用コスト
THEO・・・1%+運用コスト
これに関しては、つみたてNISAの場合、金融庁が、商品選定の時点で、手数料0円だったり、コスト安だったりを選んでくれています。
引用:金融庁ホームページ
そのため手数料面では、アドバンテージが取れるでしょう。
つみたてNISA>WealthNavi・THEO
ロボアドバイザー メリット・デメリット
「WealthNavi」・「THEO」それぞれの特徴があることがわかりました。
共通して言えることは・・
メリット ・「投資」が良くわからなくても始められる ・ほったらかしで大丈夫 ・忙しい人でも始められる ・「投資」をこれから研究したり、覚えたりするのが面倒な人でも始めることができる
デメリット 手数料が高い 実際にお任せをして運用損になったときに、ロボに任せたのにと納得がいかないことがある つみたてNISAのような税制制度が使えない まだ商品に組み合わせ数などが少ない 100円~できない
松井証券は、つみたてNISA&ロボアドバイザー併用可能
資金が十分あるというのであれば、ロボアドバイザーも少し初めてもいいかもしれません。ただし、つみたてNISAは、「期限付き税制優遇制度」です。この「期限付き」というところがポイントです。ぜひ使うべきです。しかも「長期」「つみたて」運用なので、相場の上げ下げなどはそれほど気にせずに、出来るのです。
短期的に売買するとなると、難しいです。長期で見ますと市場は拡大し続けているのです。
それを「丸ごと購入する」そんなイメージで20年間持っていただければと思います。当然のことながら、20年持たなくてはいけないわけではありません。
使う時に売却をしていただければいいのです。
実は、「ロボアドバイサー」を是非体験してみたい!というあなたにお勧めな証券会社があるのです!!
松井証券は、唯一つみたてNISA&ロボアドバイザーが使える証券会社
松井証券の「投信工房」という、ロボアドバイザーがあります。
これは、アドバイスだけは、無料でできます。「投資運用」となると手数料がかかりますが、アドバイスだけならかかりません。
ここで、口座開設をして、「投信工房」から入り、ロボアドバイザーにアドバイスを受け、「つみたてNISA」採用銘柄商品を購入することは可能です。
つみたてNISAの口座開設をできる金融機関は、556社あります。その中で、唯一「つみたてNISA」の商品に対してもアドバイスしてくれるのは、松井証券の「投信工房」だけです。
「つみたてNISA」&「投信工房」で体験をして、万が一、「手数料を払ってもやってみたい」「投資をおねがいしたい」ということであれば、「投資」の幅を広げてみてはどうでしょう。
まとめ
「つみたてNISA」「ロボアドバイザー」ここでは、両方のいい面、弱い面を見てきました。
共通点は、「運用初心者むき」というところでしょう。
つみたてNISAを始める人のほとんどが、投資初心者です。
そのため、つみたてNISA採用銘柄全158本の中から、投資する商品を1本選ばなければいけないのは、至難の業です。
また「ロボアドバイザー」で
「投資」をしたいという人のほとんども
「おまかせしたい」「わからない」という「運用初心者」でしょう。
そのため、両方が合わさった松井証券の「投信工房」はおすすめです。
そのため是非、
「つみたてNISA」で松井証券の「投信工房」でロボアドバイザー体験をしてみて、万が一「もう少し投資をしてもいいかな」と考えられたら、再度ロボアドバイザーを検討されてはいかがでしょうか。
ロボアドバイザーは、これからもどんどん進化していくでしょう。
色々な金融機関で増えてくる可能性があるでしょう。
ただし、ロボアドバイザーも万能ではないということだけはお伝えをします。
・・・市場は人間の心理で動くことが多いのもです。
要は生き物なのです。それをすべて的中させることは、至難の業です。
どんなに優秀なロボアドバイザーでも、しばらくは無理でしょう。
またそんなことでは、相場は魅力のないものになるのです。