「NISAスタートしたいけれど、楽天かSBIどちらがいいのかわからない」
だったり
「つみたてNISAを始めたいけれど、SBI証券がいいという人と、楽天が使いやすいという人がいるけれど違いがいまいちわからない」
だったりといった人がいます。
あなたには、どっちがむいているでしょう。
つみたてNISAから資産運用をする初心者のあなたにピッタリな証券会社はいったいどちらなのでしょう。
ここでは、
SBI証券と楽天証券の違いを詳しくお伝えしています。
あなたがご自身にあった証券会社を選べる手助けになればと思います。
目次
楽天かSBIそれぞれの特徴を比較してみましょう
ネット証券の二大巨頭【SBI証券】と【楽天証券】があります。
運用初心者で、NISA・つみたてNISAから資産運用をはじめたいと思っていても、
証券会社が決まらないと始めることさえできません。
いったいどんな違いがあるのでしょう。
下記の表で比較してみました。
SBI証券 | 楽天 | |
口座数 | 500万口座以上 | 220万口座以上 |
投信保有 | 2,621本 | 2,620本 |
つみたてNISA対象商品 | 146本 | 143本 |
つみたて投信の設定日 | 毎日・毎週・毎月 | 毎日・毎月 |
購入最低金額 | 100円 | 100円 |
ポイント還元率 | 0.1% | 0.0048% |
クレジット決済ポイント | クレジット決済なし・ポイントナシ | ポイント最大1% |
IPO取扱い | 2017年度86社 | 2017年実績7社 |
特徴 | 海外ETF種類が豊富 | 楽天ポイントで投資信託購入可能 |
口座数
口座数は、まだSBI証券のほうが勝っています。
投資信託の本数
投資信託の本数・つみたてNISA対象商品などはほぼ互角です。楽天証券が、SBI証券に追い付いてきた感じです。
IPO
初心者のあなたには、それほど興味はないかもしれませんが、IPO新規公開株式などの取り扱いが楽天は少ないですし、投信以外の取扱商品に関してはまだSBI証券のほうが多い印象です。
ポイント
ポイントに関しては、商品によって0~0.05%のSBI証券、一律0.048%の楽天証券と違いがあります。
楽天カード決済による1%の還元ポイントも魅力です。
ポイントで投資信託の購入もできますしポイントに関しては、楽天のほうが分があるといえます。
では、下記では、それぞれの特色や、メリット・デメリットを見ていきましょう。
楽天証券の3つのオススメポイント
まずは、SBI証券に追い付け追い越せといった勢いのある楽天証券から見てみましょう。
楽天証券は、一言で表すならエンタテイメント性の強い証券会社といえるでしょう。
楽天カード、楽天トラベル、楽天市場などとの互換性も高く、ポイント管理もしやすいといった特徴があります。
証券会社全体のイメージでいうと、ダーティーでクールなイメージがありませんか?
管理人は証券会社にそういうイメージがあります。
「切った張った」というイメージです。
ただ楽天証券はそういうイメージがありません。
そういったダーティーなイメージを払拭して非常に親しみやすくわかりやすいイメージがあります。
おすすめポイント
1.ポイント
2.デザイン
3.クレジット決済
1、ポイントが使えるハッピープログラム
楽天はポイントが使えるので有利です。
ハッピープログラムにエントリーするだけで、楽天ポイントがどんどんたまります。
これは非常に有利です。
なぜならば、
楽天銀行のATM手数料が7回無料だったり、
同行間振込手数料が何回でも無料だったりといったサービスがあります。
それ以外にも他社にはないサービスとして、
ポイントで投資信託が購入できるということがあります。
これは非常にありがたいサービスです。
資産運用をするのをためらう理由として、1番は、リスクがあるからでしょう。
つまり、
「損するのが怖い」「一生懸命に働いて稼いだお金、1円も損することがいや」というのが正直なところでしょう。
それをこの楽天ポイントは、クリアしてくれるのです。
ポイントで投資信託を購入できるのであれば、購入した投資信託が目減りしたとしてもあなたのお金が減るわけではありません。
たとえば・・・
自分は、毎朝職場近くのプロントに立ち寄ります。
200円で1ポイントつきますのでだいたい毎朝「2ポイント」たまることになります。
月に20日立ち寄れば40ポイントたまります。
それ以外にも「マクドナルド」「無印良品」などさまざまなお店でポイントを付けることができます。
その他に「楽天市場」「楽天カード」などを利用するのであれば価格も高いのでもう少しポイントも付きやすいです。
楽天トラベルなど非常に単価が高いのでたまりやすいでしょう。
要するに、そのたまったポイントで資産運用を始めることができるのです。
これは他社にはあまりありません。
ポイントを投資信託購入代金に使えるということは非常に有利といえるでしょう。
2、単純なデザインで見やすく、サポート体制も充実。資産管理も円グラフで管理・初心者を意識した構造
次に、画面が見やすいということが言えます。
以下が、HPのトップ画面です。
他の楽天のグループ社への移動などのボタンもスムーズです。
また、「はじめての方へ」「お客様サポート」などの初心者にもわかりやすいタグがあります。
初心者の人にもわかりやすく単純な構造になっています。
「お客様サポート」をクリックすると、ヘルプ&サポートという画面に変わりなんでもわからないことは聞くことができます。
運用初心者にとっては非常にありがたいです。
画面が見やすいということは、ストレスなく、資産管理ができることにつながるかもしれません。
たとえば管理人は、SBI、楽天などあらゆる証券会社を利用していますが、みやすさという意味では、非常に秀でているように感じています。
SBI証券と比べると、楽天に軍配が上がると思います。
持っている資産を円グラフでわかりやすく管理してくれます。下記のような感じです。
非常にわかりやすく、資産配分をカラフルに円グラフで管理できます。
特に運用初心者は、ただでさえわからないところにきて、数字だけならんでいてもなかなか頭に入りにくいということがあります。
そのため画面が見やすいということは、楽天のメリットでしょう。
3、クレジットカードで積み立てでき、残高不足になる心配もなく安心です
楽天カードで、積立設定をすることができます。以下の画面で設定できます。
楽天カードをお持ちでしたら、カード引き落とし可能です。
楽天銀行に資金を振りもまなくても引き落としが可能です。
振込忘れや、残高不足など心配する必要はありません。
つみたてNISAの場合、毎日、もしくは毎月引き落としがあります。
そのためついつい資金の入金を忘れてしまうこともないとも限りません。
資金は大丈夫だろうか?といったわずらわしさから解放されます。
楽天カード引き落としは、忙しい人に非常にありがたい制度です。
残高不足をいちいち心配することがなくなります。
さらに楽天カードでクレジット決済するとポイント還元率最大1%!【毎月5万円まで】
有利ですよね!このポイントもつみたてNISAの代金に充てられますよ!
楽天の3つのデメリット
次にデメリットを見てみましょう。
ネット証券は、全体的に手数料が安いです。
売買の金額によってちがいがあったり、売買回数で違いがあったりします。
楽天証券は、ネット証券で一番手数料が安くはありません。
1、手数料が一番安くはない
手数料は、30万円いじょうですと、SBIよりも高くなります。
NISAつみたてNISAに関しては、手数料0円なので心配する必要はありません。
しかしながら、今後、株式取引に資産運用を拡大していく場合などは、手数料は安いほうがいいといえるでしょう。
以下が手数料比較表です。
証券会社 | 10万 | 20万 | 30万 | 50万 | 100万 | 150万 |
SBI証券 | 99円 | 148円 | 198円 | 198円 | 385円 | 385円 |
楽天証券 | 0円 | 110円 | 261円 | 261円 | 468円 | 559円 |
たとえば、200万円の株式を売買した場合・・・
SBI証券は、購入時921円+売却時921円=1,842円です。
楽天証券は、購入時1,152円+売却時1,152円=2,304円です。
一回の取引で462円の差が出ます。頻繁に取引をすることになった場合は、結構手数料は大きいです。
手数料面では、楽天証券はデメリットということが言えます。
2、画面が初心者向きに出来すぎていていて使いにくい
画面が初心者向きで若干アミューズメント色が強いという人がいます。
これは、メリットでもありますが、慣れてくると、余計なキャンペーンやごちゃごちゃとした内容は操作には不必要ということがあります。
管理人などは気になりませんが、「証券会社っぽくない」「ださい」といった意見を持つひともいます。
画面がごちゃっとし過ぎて、証券取引をする会社のHPとは思えないというのは、あるのでしょう。
3、IPOの取り扱いが少ない
つみたてNISAのみをしたい人には、あまり関係はありませんが、
IPOが少ないということがあります。これは、デメリットでしょう。万が一、今後IPOなどの取引もしたいと思われるのであれば、楽天証券は、ネット証券の中でも少ないです。
IPOは、取り扱いが少ないのはデメリットでしょう。
SBI証券の3つのオススメポイント
次にSBI証券を見てみましょう。
SBI証券は、なんといってもネット証券最大手証券です。
口座開設数も、預かり残高もナンバーワンの座は揺るぎません。
やはり、すべてにおいて、業界水準を大きく超えていて、信頼性のある証券会社です。
1、口座開設数ナンバーワン
口座開設数は、常にネット証券トップに君臨しています。
また、どの層からも支持を得ています。
支持を得ているということは、すべてにおいて証券会社としてのサービスが良いということが言えるでしょう。
メリットのない証券会社に資金は預けません。
使い勝手、手数料、商品、すべてにおいて他社を圧倒しているということが言えます。
ネット証券の右に出るものは今のところありません。
2、HPがシンプルな構造
非常にシンプルでわかりやすいHPの構造になっています。
ここが楽天とは大きく違うところですが、むだな装飾などなく住信SBI銀行へのログインなども非常にスムーズに行えます。
シンプルということは、使いやすいということにもつながります。
資金移動は、ストレスにはなりがちですが、そういった心配もなく、簡単に購入できます。
NISAにに特化して運用を行うなら使いやすさなどは関係ないかもしれません。
しかしながらあなたが、今後取引の拡大を考えているのであれば、SBI証券のHPは非常に使いやすいでしょう。
株式を注文する場合、ミスをしてしまうと取り消しをするわけにはいきません。
そのためシンプルというのは非常にいいことです。
3、取扱い商品がナンバーワン
取扱い投資信託は、2621本、つみたてNISA取扱い投資信託143本と一番多いです。
また、海外のETF、外国株などの取り扱いも数多くあります。また楽天が2017年度のIPOが7社に対してSBI証券は、86社でした。
取扱い商品が多いとそれだけ選択肢が増えます。
メリットでしょう。
ネット証券の中には、取り扱い投資信託が1本という会社もあります。
投資信託の取り扱いが、一番多いです。これは大変なメリットです。
SBI証券の3つのデメリット
ここまで来ますとSBI証券は完璧のようにも感じます。
しかしながらデメリットもあります。見ていきましょう。
1、商品数が多すぎるので、初心者はわかりにくい面もある
メリットも裏を返せばデメリットになります。
商品が多岐にわたりすぎるので、すぐにすべてを理解するのは難しいということが言えます。
NISA・つみたてNISAの商品数も多いです。それ以外の商品もたくさんあります。
しかもSBI証券を使っている人は、株式投資などの取引に長けている人も多いです。
またそういった人に支持を受けている証券会社ではあります。
そのため初心者には使いにくいといったデメリットもあります。
あなたが運用初心者で、NISA・つみたてNISAから資産運用をスタートさせようと考えているのであれば、使いこなすのに少し時間が必要かもしれません。
2、HPが、スマホ対応ではありません
HPがスマホ対応ではありません。
今は大体の会社が、スマホ対応しています。SBI証券は、まだ対応していません。(2018.8)
今は、PCよりもスマホで取引などをすることが多くはなっています。そのためHPがスマホ対応ではないということは非常にデメリットではあります。
楽天はもちろんスマホ対応です。
今後改善する可能性もありますが、インフラ面での遅れは少し感じます。これは、SBI証券最大のデメリットでしょう。
住信SBI銀行・楽天銀行★提携銀行について
次に、楽天銀行と、住信SBI銀行の違いを見てみましょう。
証券会社を開く場合は、提携関係にある各々の銀行口座を開くとメリットがあります。
定期預金の金利が高くなることもあります。
株式など購入した場合、資金を自動的に移動することができます。
楽天銀行のマネーブリッジ
楽天銀行は、マネーブリッジという口座連携のシステムを申込すると良いでしょう。
入出金をしなくても自動入出金(スィープ)可能です。
また常に優遇金利、年率最大0.1%です。この金利は通常の大手銀行の最大100倍高い金利です。
通常0.03%→0.1%
住信SBI銀行のハイブリッド預金
SBI証券で取引をした株式・投資信託などの代金が自動にハイブリッド預金から自動的に反映され自動振替できます。
普通預金の金利については0.01%です。
ただし定期預金は、6ヵ月、1年は、0.2%と高い金利です。
また、ATM&振込手数料がおトクになることがあります。
ランクにより、振込手数料が、2回以上無料にできます。
ポイントについての比較
ポイントは、それぞれの会社で少しずつ違います。
ポイントをためて交換できるサービスも様々です。
楽天から見てみましょう。
楽天証券のポイントは、ハッピープログラム
・10万円以上の投資信託の保有で1か月4ポイントもらえます。
・投資信託のポイントは、0.048%です。
・クレジット決済を使うと1%還元
・楽天銀行を使うと1件1ポイント~9ポイント
楽天の交換品は、楽天グループ・マイル・投信の買い付け
楽天の場合は、楽天グループで使ったり、JALマイルに交換することができます。
また、楽天ポイントは、上記でも述べたように投資信託の購入に充てることができます。
SBI証券のポイントは、投信マイレージポイントサービス
・保有残高の0.1%から0.2%つきます。そのため10万円の場合100~200ポイントつきます
・投資信託の購入ポイントは、0%~0.05%つきます。
SBI証券のポイントの交換品は、商品・現金・募金など
SBI証券のポイントの交換品は、他のポイントに交換したり、現金に交換することもできます。
現金の場合は交換レートが下がります。
NANACOなどは、500ポイント=500円での交換が可能ですのでおススメです。
まとめ
以上、楽天証券・SBI証券のメリットデメリットを見てきました。
すべてにおいて、楽天証券にあるサービスは、SBI証券にもあり、SBI証券にあるサービスは、楽天証券にもあることがわかりました。
あとは、あなたとの相性ということになります。
もしあなたが、つみたてNISAから、運用スタートして、
「IPOなども手を広げたい」「株式にも積極的に投資したい」ということであれば、SBI証券のほうがいいでしょう。
もしあなたが、楽天ユーザーで「ポイントがたまると嬉しい」だったり、まだ楽天ユーザーではないけれど、今後「ポイントをためてお得に取引したい」というのであれば、楽天証券がおすすめです。
この2社は、ダントツで投資信託の扱いも多く、つみたてNISA対象の投資信託の扱いも抜きんでています。
いずれにせよ、この2社を選んでいれば間違いはありません。
ちなみに、管理人は、両方口座があります。
ただし、NISA口座に関しては、大手証券会社から、「つみたてNISA」に変えて楽天証券に移管しました。
ここまで読んでいただきましてありがとうございました。参考にしていただけると嬉しいです。