楽天投信投資顧問㈱の投資信託が、つみたてNISAの採用銘柄に選ばれました。
この投資信託が、つみたてNISAで購入する人に大変人気があります。
銘柄名は、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」のです。
読んで字のごとく全世界の株式のインデックスファンドなんだな~
ということはわかるかと思いますが、そのようなファンドは、たくさんあります。
つみたてNISAの採用銘柄の中にもあります。
ではなぜその中でこの投資信託は人気急上昇しているのでしょうか?
ここでは、この投資信託の人気の秘密をお伝えしていきたいと思います。
目次
運用会社・バンガードとは?
まずこの投資信託を語る前に、この投資信託の大元の運用会社である「バンガード社」のことをお伝えしなければなりません。
結論から申し上げると、この運用会社が、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の人気の秘密であるといえます。
この運用会社「バンガード社」の特徴としては、下記の3つが大きな特徴といえます。
3つの大きなポイント
1.世界最大級の運用会社
2.コスト安
3.インデックス・ファンドの世界 NO.1
バンガードは1976年に、個人投資家向けのインデックス・ファンドを、世界で初めて米国の個人投資家 向けに設定しました。
現在、バンガードは、世界のインデックス運用商品の約4割のシェアを握り、シェア NO.1となっています。
徹底した低コスト(平均コスト0.17%)のインデックス投信をつくり、顧客重視の運用会社として、その存在を不動のものとしてます。
このバンガード社の投資信託を間接的に購入することができるのが、この「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」なのです。
日本ではこのバンガード社のETFを間接的に購入できる投資信託はまだ数が少ないのです。
そのためこの「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の存在は貴重なのです。
*同じシリーズで全米株式という投資信託も「つみたてNISA」で購入できます。
詳しく知りたい方はこちら⇒楽天・バンガード・ファンド(全米株式)
愛称【楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)】
次に、商品の内容を見ていきましょう。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド愛称「楽天・バンガード・ファンド」といいます。
その名前の通り、全世界の株式のインデックスに連動する運用成果を目指すものです。
「バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF」、上記の会社のETFを実質的な主要投資対象とします。
ファミリーファンド方式で運用を行っています。
あなたは、ベビーファンドにお金を預けます。
そのベビーファンドはマザーファンドにいったん資金をプールし、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VT)を買い付けます。
そして、VTはベンチマークに沿って米国個別株を買います。
何を購入するかというと、大型株式、中型株式、小型株式、また米国、欧州、日本も含めた先進国、中国、インドなどの新興国までも網羅していて、その数7,400銘柄にまで及ぶインデックスです。
このインデックスをFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)といい、実質このインデックスに投資成果を目指しているものです。
★ファンドは、ファミリーファンド方式と言います。
ファミリーファンド方式とは、親のファンドつまり「マザーファンド」を持つことにより、資産を大きくすることができます。
このことにより、運用を効率よくでき、またコストなどの削減につながります。
楽天・バンガード・ファンド(全米株式)の魅力4
では、この楽天・バンガード・ファンド(全米株式)の4つの特徴を見てみましょう。
4つのポイント
1.純資産
2.パフォーマンス
3.究極の分散投資
4.手数料
ということが挙げられます。
1.純資産
この投資信託の特徴としては、全世界の株式の動きをとらえることを目指して、投資成果を目標として運用を行っています。
2017年度スタートしたこの投資信託の純資産は、56億以上、順調に伸びています。
全体の資産の伸びは、必要でしょう。
投資信託の中には、資産を集めることができず、突然販売停止になるものもあります。
万が一途中で販売停止になった場合は、資金は戻ってきますが、その時の時価で戻されます。
その時の基準価額があなたが購入した価額よりも上がっていれば問題はありませんが、値下がっていた場合は悲惨です。
損を出して売却することになります。
そのため、純資産はとても重要な要素の一つです。
2.パフォーマンス比較
他の代表的な資産と比べた図が、以下です。
第二に圧倒的なパフォーマンスということがあります。
日本株式、先進国の株式の次にパフォーマンスを出しています。
最小値のところは、新興国株式、新興国債券、日本株式よりも-が少ないです。
先進国の株式と比べる2012年8月~2017年7月までのパフォーマンスとしては若干劣りますが、日本株式、新興国の株式に比べると安定はしています。
3.究極の分散投資
投資銘柄数
まず投資銘柄数の多さです。
投資銘柄は、8,000企業近く入っています。
組み入れの上位10銘柄は、比較的時価総額の大きな、有名な企業が並んでいます。
アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブックなどです。
愛着がわきますね。
10位に中国のテンセントが入ってきています。
急成長している中国のネット企業も8,000企業のうちの上位10位に位置しているのです。
業種は、満遍なく組み入れられています。金融、資本財、テクノロジー、消費者サービス、ヘルスケア・・・。
金融割合が大きいのは、どうしても新興国などは、金融が中心になるからと思われます。
米国などは、アップル、フェイスブック、マイクロソフトなどのテクノロジー中心にはなります。
投資別構成
業種別でみますと、一番多い業種でも金融の23%です。
さまざまな業種を購入していることがわかります。
投資対象国
次は、投資国の図です。米国が52.4%と半分以上です。
次に多いのが、日本で6.3%以下ですがそれ以下がかなり分散されていることがわかります。
日本、英国、フランス、ドイツ、中国、カナダ、スイス、豪州、韓国と続きます。
マーケット市場自体が、米国中心にはなりますが、国、地域も満遍なく網羅していることがわかります。
4.手数料・コスト
購入時の手数料は、ありません。
売却時の手数料・財産留保額なども0です。
運用コストが、年0.2396%(税込)程度かかります。
この中には、委託会社、販売会社、運用会社に支払う対価、また元々のETFのコスト0.11%も含んだコストになります。
これは、全世界の株式を購入している商品としては、安いでしょう。
つみたてNISAで買える同類他社の商品比較
下の表は、他社の同じような投資信託の比較を表にしてみました。
手数料は、他の投資信託も0円です。
コストは、eMAXIS Slimという新しいシリーズは、かなり安いです。
ただし、純資産がまだそれほど集まっていません。
今後20年と続く期間にこれだけの運用コストで運用を続けられるのかが問題点でしょう。
純資産、コスト、人気度から見ても、一番バランスが良い投資信託が、楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)といえます。
楽天・バンガード・ファンド (全世界株式) | 全世界株式インデックス・ファンド | eMAXIS 全世界株式インデックス | |
運用会社 | 楽天投信投資顧問㈱ | ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ㈱ | 三菱UFJ国際投信㈱ |
手数料 | 0円 | 2.16%(つみたてNISA0円の証券会社あり) | 0円 |
信託報酬 | 年0.2396% | 年率0.5184% | 年率0.15336% |
信託財産留保額 | 0円 | 0.3% | 0円 |
ベンチマーク | FTSE Global All Cap Index | MSCI ACWI Index | MSCI ACWI Index |
純資産 | 56.4億 | 5.8億 | ー |
つみたてNISA・販売会社
ネット証券で購入できる証券会社は、楽天証券、SBI証券、マネックス証券になります。
まとめ
ここでは、楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)の魅力をお伝えしました。
ポイント
- 純資産
- パフォーマンス
- 究極の分散投資
- 手数料
という4つの観点から、つみたてNISAを開いて運用を始めるのになぜ楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)が良いかをみてきました。
あなたが、これから、つみたてNISA口座を開き、まずは、世界の株式に投資をしたいと考えているのであれば、ぜひこの楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)から、はじめると良いでしょう。