「FX」・・・と「つみたてNISA」は、似て非なる「投資」です。
そのため、比較すること自体が、違和感を感じます。
例えていうなら、「飛行機」と「トヨタ自動車」を比べているようなイメージでしょうか。
「FX」が「飛行機」だとすると「つみたてNISA」は、「トヨタ自動車」というイメージです。
わかりずらいですね・・( ^ω^)・・・
そもそも「FX」と「つみたてNISA」は、比べるカテゴリー自体が少しずれているという意味です。
「FX」ともし比べるのであれば、「株式投資」ということになるでしょう。
ただ、ここにたどり着いてくれた人は、
おそらく「FX」「つみたてNISA」どちらがお金が増えるか?
儲けられるか?
初心者が始めるならどっち?
といった疑問をもっている人であると思います。
そのため、ここでは、「FX」と「つみたてNISA」をあえて「比較」していきたいと思います。
そして「FX」と「つみたてNISA」の両方の特徴をお伝えします。
そしてどちらの「投資法」が
「あなたの資産形成に役立つか?」
「資産を守れるのか?」
「今後も継続的に続けるべきか?」についてお伝えをしたいと思います。
では、始めていきたいと思います。
目次
FXとつみたてNISAは、初心者はどっち?!比較
上記で大体の概要はつかめたと思いますが、改めて「つみたてNISA」「FX」の比較をあえてしてみました。
FX | つみたてNISA | |
利用できる人 | すべての人 | 20歳以上 |
口座開設 | いくつでも開設可能 | 1社 |
投資対象商品 | 為替 | 金融庁が選んだ投資信託のみ |
最低投資金額 | 4円~ | 100円~ |
年間投資額 | 上限なし | 40万円まで |
非課税期間 | なし | 20年 |
レバレッジ | 25倍 | できない |
投資方法 | 売り・買い | つみたて買う |
上記にFXとつみたてNISAの違いをまとめてみました。
FXは、特に規制がなく、
だれでもできるという点や、
買うだけではなく、
売りたてから入ることもできます。
ということは、資金がなくてもできるということです。
「つみたてNISA」は、
利益に対しての税金がかからないというメリットがあるので、いろいろ規制があります。
つみたてNISAの場合は、政府公認の「投資」ということがあるので「長期に資産形成ができるということがあります。」
FXの場合は、「投資」というよりも「投機」「短期的に儲ける」という要素が強いでしょう!!
投資のリスク・リターン値は、正比例する!
リスクとリターンは、ほぼ比例します。イメージでいうと下記の図のようなイメージです。
FXの場合は、「儲け」どころか、「資産をマイナスにする」ようなことにもなりかねません。そのため注意が必要です。
「FX」とは?
「FX」とは「Foreign Exchange」の略です。
「外国為替証拠金取引」のことをいいます。
異なった通貨の売り、買いによって利益を得ることです。
買いから入る場合
例えば、1ドル100円で買います。
120円になったので売ります。20円儲かります。
1ドル100円で買います。
80円で売ります。
-20円損失です。
といった取引イメージです。
通貨の為替は常に動いています。FXではこの為替の変動する上げ下げを利用して利益を出します。
あくまでも、ここまでであればそれほどのリスクはありません。
問題は、手元にある資金以上に取引をする場合のことです。
売りから入る場合
しかしながら、FXでは、ないものを売って儲ける手法というのがあります。
例えば、1ドル100円で売ります。
80円になったので、買い戻します。
20円利益が出ます。
1ドル100円で売ります。
120円になり買います。
-20円の損失です。
このように、売買をして利益を出す取引です。
レバレッジをかけて大きな資金で取引ができるメリットはデメリットでもある
このFX取引は、
レバレッジ効果(てこの作用)により、
比較的少額のお金で、そのお金の何倍もの「大きな金額の外国為替取引が可能」なのです。
このため、大きな利益を得ることが可能です。
逆に、レバレッジをかけて大きく取引をして、逆の方向に為替が動いてしまった場合、
大きな損失を被る可能性もあります。
ということろが、FX取引の最大のリスクでしょう。
FXは、短期的・投機的取引・マネーゲーム
「将来の資本を増やすために投資をする」ということから離れた取引として、短期売買というのがあります。
「投機」だったり「短期売買」だったり「マネーゲーム」という言い方をする人もいます。
それに当てはまるのが、
「FX」取引でしょう。
「デートレ」とは、一日のうちに、売ったり買ったりを繰り返しおこない利ザヤを稼ぐやり方です。
短期的売買、その投資先が今後成長するかといったことを考えるのではなく、
チャートを見て売買を繰り返す。
といった手法です。
「投機的取引」「短期売買」が悪いわけではありませんが、
「資産形成」「資産を守る」といった「投資」「資産形成」とは、大きく外れてしまいます。
また非常に難しい取引であるでしょう。
実は、利益を出している人はごくわずか!難易度の高い取引
「FX」などで「デートレ(日々売買)」して儲けている人は、います。
ただし、ごく一部の人と考えていいと思います。
利益を出している人が、メディアなどでも紹介されていて、
その人たちが簡単そうに語るので、
何となく同じように儲けられるのではないか?
できるのではないか?と
思いがちですが、
それは、幻想です。
おそらく、FX取引は一番難しい取引だと思います。
実際資産が0になってしまう人もいます。
破産してしまう人も中にはいます。
今現在利益を出している人も、
大損した経験を何度もしていると思います。
「リスク」と「リターン」というのは、大方比例するのです。
「リスク」を取れば「リターン」を得ることができるものなのです。
「リターン」を得るには、「リスク」がつきものです。
FXは、初心者には不向き
「FX」自体がそういうものなのです。
投資とは、本来であれば、「将来の資本を増やすために投資をする」取引というところでしょうが、
そこから離れてしまっている取引があり、その中に「FX」取引というのは分類されるのです。
そして、それは、初心者には向かない取引であると思います。
それと引き換え「つみたてNISA」は、下記の特徴があります。
「つみたてNISA」とは?
つみたてNISAの簡単なおさらいをします。
つみたてNISAは、利益に対して税金がかかりません。
たとえば、「投資」をして10万円の利益を出して売却したとします。
通常であれば、20.315%税金が取られるので、79689円の利益を受け取ります。
しかしながら通常取られる20,315円の税金を取られず10万円丸取りできるのです。
下記は、特徴をまとめたものです。
利用できる人 | 20歳以上の人 |
対象の非課税 | 購入した商品の利益に対して非課税 |
口座はいくつ開ける | NISA・つみたてNISA含め1口座のみ |
いくら投資できる | 年40万円まで |
非課税期間 | 20年間 |
投資期間 | 2037年まで |
商品 | 金融庁が決めた投資信託のみ |
最低投資額 | 100円 |
20歳以上の人が利用可能です。
つまり税金を払っている人が非課税のメリットがあるということです。
また、つみたてNISA口座は、NISA口座を含めて
金融機関1社にしか口座開設できません。
有利な制度だからですね。
年間の積立額は40万円までです。月33,333円です。
ただし20年間非課税の期間は続きますのでその間に利益を出せばいいわけですね。
商品は、「投資信託」しかも、金融庁が「コレ」と決めた「投資信託」に限られるということです。
日本にある投資信託6000本の中から180本(2020.3現在)を選定してくれています。
では、どのような商品を選んでくれているのでしょうか?
「長期」「積立」「分散投資」に適した商品であること。
手数料は0円(ノーロード)
信託報酬(運用コスト)は、安いもの
複雑で難しい運用を行っていないこと
等があります。
ようは、「長期的に資産を形成する」のに適している「投資」ということが言えるでしょう。
つみたてNISAの弱点は、損した場合損益通算できない
金融庁が、商品を選定してしまっているので他の商品を選べません。
通常の株式の取引ですと、株式の損益通算ができます。
どういうことかというと、たとえば
A株式が、+10万利益を出したとします。税金を20315円取られます。
同じ年にB株式で、損失を-10万出したとします。その場合は、損益通算して、20,315円が戻ってきます。
しかしながら、つみたてNISA口座で損失を出した場合は、
損益通算できないので、マイナス分は戻りません。
つみたてNISA・お金を守れる!資産形成に向く!
あなたにとって、「お金」とはどういったイメージでしょうか?
お金が余って余って仕方がない。
どうにか使い切りたい。
などという人はまずいません。
物資、体験、たくさんのサービスを受けるため、たくさんあればあるほどうれしいものでしょう!
それであれば、出来ればそのお金を大切にしたいと思うでしょう。
FXで投資をすれば、簡単に利益が出ると考えているのであれば、それは甘いです。
上記にも書きましたが、仕組みが複雑ですし利益を取るのは難しいです。
上記でも記載したように、今うまくいっている人もおそらく大きく損失を出した経験は1度や2度あるでしょう。
一生懸命働いて稼いだ資金を、
あっという間になくしてしまうということにもなりかねません。
利益を出すのはそれなりに難しいでしょう。
かくいう管理人も、株式の信用取引であっという間に資産を減らしたことがあります。
そのため尚のこと、あなたにそのような経験はして欲しくないのです。
「つみたてNISA」も「投資」です。
ドルコスト平均法を使える
ただし積み立てていくという特性があるので、リスクを軽減してくれます。
どういうことかというと
価格が安い時は、口数を多く、価格が高い時は口数は少なく購入します。
そのため、価格の平均化を図れ高値掴みをしないで済みます。
高いところも買っていきます。ドルコスト平均法によって、平均値を取ってくれます。
初心者に向いている投資法です。
政府が後押し
国が税金を免除してくれている投資なのです。
「個人投資家」に有利な商品を、各企業が用意してくれていて、
「長期」「分散」「つみたて」に適している商品を
政府がチョイスして用意してくれてます。
これは、非常に心強いです。
投資とは?投機とは?
ここで、「投資」と「投機」ということを改めて考えてみましょう。
FXは、「投機」でしょう。
つみたてNISAは、「投資」でしょう。
投資の種類
「投資」には、色々な種類があります。
「株式投資」「不動産投資」「FX」「仮想通貨」「クラウドファンディング」「投資信託」「外貨保険」などがあります。
ここには、書ききれませんが、まだまだ数限りなくあります。
「株式投資」であれば、上場している企業の成長にお金を投資するということでしょう。
「不動産投資」であれば、不動産を売買してお金を得たり、賃料収入でお金を得たりします。
「クラウドファンディング」は、これから事業を始めたいけれども資金がないので、事業計画などを発表して投資者をつのり、事業拡大した折には、資金を還元ということでしょう。
つまり一言で簡単にご説明すると
投資とは、将来有望なモノなどを買い、その成長したモノを売って利益を得たり、
保有していることで配当金を受け取ったりして、将来のお金を今よりも増やすことでしょう。
そのことが、世の中の「経済活動」にプラスの影響を与えてくれます。
という意味合いがあるのです。
ただし、FXの場合はそこからはかけ離れています。
FXは、投機である
「FX投資」の場合は、為替を購入してずーーーと眠らせておく!という取引ではなく、
「売ったり、買ったり」を繰り返し「利ザヤ」を稼ぐという取引になります。
そのため、いわゆる本来の「投資」という意味から逸脱してしまいます。
「FX」は、「投機」であるということでしょう!!
つみたてNISAは、将来の資産を増やすものではあるが約束はない
つみたてNISA口座で投資をする場合は、「株式」「債券」などのパッケージ商品を保有するわけですから、、
「投資」ということが言えるでしょう。
上記で述べたように世の中の経済活動に寄与しているということも言えるでしょう!!
しかしながら、
将来的に絶対その投資先が成長をして
「資産を増やせる」といった約束はできません。
「投資」であっても、どうしても「損すること」が付きまといます。
そのため、「投資」本来の意味である、「将来の資本を増やすために投資をする」ということから離れがちになるのです。
つまり、「FX」は、投機ではありけれど、自己完結しやすい。
「つみたてNISA」は、投資ではあるけれど、約束はしてくれない。
といえるのです!!
どちらが良いというのはありません。
結局のところ「投資」「投機」も自己責任です。
「FX」を始めるなら、無くなってもいい資金で、上限を決めてスタートするのもいいかもしれません。
「つみたてNISA」を始めるなら、始めるタイミングは常に「今」です。一日も早くスタートするべきでしょう!
まとめ
ここでは、「FX」「つみたてNISA」を知っていただき、違いを理解していただきました。
当サイトでは、「つみたてNISA」投資を推奨しています。
国が後押ししている有利な制度であったり、危険度も低い商品であったりということがあります。
そのため初心者には「つみたてNISA」投資でしょう。
「FX」は、「投機的」な取引で、資産形成には向かない投資であることがわかりました。
投機が悪いわけではありません。
ただ、初心者の投資には不向きということがわかりました。
「つみたてNISA」は、政府が用意してくれた有利な制度です。
「資産形成に向いている投資」といえます。
ここでは、「FX」「つみたてNISA」の特徴をお伝えをして、あなたにはどちらが必要かを考えていただければと思います。
やっぱり「FX」!と思う方もいらっしゃいますでしょうか?
その投資によって「リスク、リターン値」が違ってきます。
また目指すところも違ってくるということが言えます。
口座開設無料です!
まずは口座開設をしてから、検討してみましょう!👇👇👇👇